設備資金の計画的なコスト配分により、
医療機器や備品の設備コストを大幅削減

計画的なコスト配分により大幅な開業コスト削減を実現された
「津田内科クリニック」院長 津田 泰伸先生に
開業コスト削減手法についてお話を伺いしました。

医療法人社団謙伸会
津田内科クリニック(千葉県松戸市)
院長 津田 泰伸先生

診療科目:内科、呼吸器内科、アレルギー科、消化器内科
津田内科クリニック ホームページ

開業を振り返って印象に残っていることをお聞かせださい。

当院を開業してからもうすぐ6年になります。開業当時を思い出すと少し懐かしく思います。

開業するときに印象に残っていることは、医療機器の選定、銀行の方との面談など沢山ありますが、中でも特に印象に残っているのは、スタッフ採用でしょうか。当時も看護師採用が難しいと言われていた時代でしたが、募集を始めてみると、思いがけず沢山の方からご応募をいただき、書類選考や面接がとても大変だった印象があります。
今までは、面接をされる側だったのが、急に面接しなくてはいけない側になったので当然と言えば当然です(笑)

書類選考を終えて、いざ面接となると何をどうしていいのかさっぱりわかりませんでしたが、コンサルタントの方が、応募者との面接スケジュールの調整や、面接時の質問事項及び注意事項を事前にまとめてくれ、面接にも同席してくれたので、大過なく面接を終えることが出来ました。

設備資金の計画的コスト配分により開業コスト大幅削減を実現

事業計画を作る際、コンサルタントの方から開業資金を抑えるために、設備資金にメリハリをつける提案をもらいました。

設備資金のメリハリとは、待合室の内装や院長の専門分野である強みを生かすための医療機器など他院との差別化に繋がるところはコストをかけ、それ以外のところは徹底的にコストを抑えるという方法です。

具体的には、スペックよりも価格重視の医療機器については、競争入札で各社から見積を取り、スタッフルームや院長室のロッカーや椅子、テーブルなどの家具什器類は中古品を購入するなどの提案をもらいました。最初は「中古品ってどうなの?」という感じでしたが、一緒に中古家具を扱っているショールームに連れて行ってもらうと、とても中古とは思えないキレイな家具が新品の1割〜2割程度で売られていました。

もちろんその場ですぐに購入しました(笑)医療機器も場合によっては中古という選択肢もあるかもしれません。こうしたコスト配分のメリハリによって、開業資金を数百万程度抑えることができました。

これから開業をお考えの先生方にアドバイスをお願いします。

現在はクリニック数が増えてきて、以前のように開業すれば必ず成功すると言える時代ではなくなってきました。

私から開業成功の秘訣などと大それたことは言えませんが、開業において大切だと思う点は2つあります。それは物件選定と開業コストです。私はクリニックモールで開業しましたが、開業物件を選ぶ際も、「駅前立地だから」、「診療圏調査のデータがいいから」「賃料が安いから」などの理由だけで選ぶのではなく、まず開業後どのような医療を行っていきたいか?というビジョンが大切だと思います。例えば地域に根差した医療を行う場合、都心の駅前物件より住宅街の中にある物件の方が向いているかも知れないといった具合です。

あとは、先ほどもお話しした通り、コストをかける場所をあれもこれもではなく、まず自院の強みはどこで、それを実現するために必要な投資はいくらなのか?という戦略を立てることも重要だと思います。


大変お忙しい中、ご協力ありがとうございました。