クリニックM&Aによる譲渡を成功させるための2つのポイント

INDEX
医院継承(承継)、クリニック売買、医療法人M&Aのメディカルプラスです。
本日はクリニックM&Aによる譲渡を成功させるための2つのポイントについて説明いたします。M&Aによるクリニック譲渡をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
クリニックM&Aによる譲渡を成功させるために、次の2つの要素は必要不可欠です。
1.資産の整理
2.財務内容の改善
資産の整理について
まず、資産の整理について説明いたします。クリニックM&Aにおける譲渡価格は、「資産から負債を差し引いた額(簡略化した説明です)」とイメージしてください。つまり、資産の額が大きければ大きいほど、それが譲渡価格に反映されて、買い手の負担感が増すことになります。譲渡価格が高騰すれば、買い手が慎重になりますので、その分クリニックM&Aが成立しづらくなります。この様に考えれば、クリニックM&Aの準備段階において、不要な資産については整理すべきということが、お判りいただけるでしょう。もしも、事業に必要がない資産があれば、原則として売却をしていきます。たとえば、ゴルフ会員権やリゾートホテル会員権などは本当に事業へ必要な資産なのか、見直しが迫られるものです。仮にそのまま残したとしても、買い手側の医師が不要だ、と言えば、譲渡価格に含めることはできませんので注意してください。また、貯蓄性の高い生命保険(資産計上されている積立保険など)なども同様です。医療法人に残すのか、それとも退職金の原資とするのか、検討する必要があります。ご自身のための保障であれば、退職時に個人名義への変更が必要なのかどうかも検討する必要があります。このように不要な資産の整理を進めるのですが、並行して事業関連資産の整理も進めなくてはいけません。事業関連資産といっても、過剰投資部分については、買い手へ負担を強いることになるためです。M&Aが近づいたら、新規の事業投資についても慎重に行ったほうが宜しいでしょう。
財務内容の改善について
次に、財務内容の改善について説明いたします。開業医様の多くは無意識のうちに「個人の資産とクリニックの資産」を、また「個人の支出とクリニックの支出」をごちゃまぜにしてしまっています。クリニックの資産は、個人に帰属するものではなく、クリニックに帰属するものですから、自宅や自家用車、趣味のゴルフセットなどは含まれません。これらは本来クリニックの資産として計上するべきではありませんから、クリニックM&Aを考え始めた段階で、クリニックの資産から除いてあげる必要があります。また、個人の交際費が必要経費に入っているケースも、非常に多く見受けられます。このように、プライベートとクリニックとの境界線があいまいになっていると、財務デューデリジェンスにおいて不利になることも考えられます。たとえば、個人の交際費が経費として計上されているケースでは、利益額が過少に計上され評価されることになります。クリニックの収益力を測定するうえで、マイナスの影響が働いてしまうことがご理解いただけるでしょう。
不適切な資産や経費が財務諸表に計上されていると、経営の実態が把握しづらく、M&Aがスムーズに進まない原因ともなりえます。経営において必要な資産を精査して残すとともに、財務内容の改善をも図っていくことが、クリニックM&Aを確実に成功させるためのポイントになります。
クリニック売却・買収をお考えの方はご相談下さい
当社はクリニックを専門とするM&A仲介会社です。これまで数多くのクリニックM&Aを手掛けてきました。成約事例を通じて蓄積された専門的なノウハウにより、これからも地域医療の継続に貢献したいと考えております。なお、当社では無料相談を実施しております。医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。
クリニック譲渡案件と、譲受希望者条件が閲覧可能になります。また最新の譲渡案件・継承開業に関する情報をいち早くお届けいたします。情報収集の効率化にお役立てください。
人気記事
- 2025年12月01日
譲渡 譲受クリニック閉院(廃院)時に必要な手続きについて
こんにちは。医院継承・クリニックM&A仲介支援のメディカルプラスです。日頃より、閉院(廃院)と譲渡(継承)のどちらを選ぶべきか悩まれている院長先生から、さまざまなご相談をいただきます。その中でも特に多いのが、「閉院を選択する場合、どのような手続きが必要なのか」というお問い合わせです。過去記事では、廃院に伴うおもな費用やその背景にある負担について、また - 2023年11月10日
譲渡クリニックの売却・譲渡価格の相場とは?
こんにちは。医院継承(承継)、クリニック売買、医療法人M&Aのメディカルプラスです。本日は「クリニックの売却(譲渡)価格の相場」についてお伝えいたします。長年にわたり、クリニックを経営されていれば、一度は事業継承をお考えになられた方もいるのではないでしょうか。一括りに事業継承と言っても、親子間継承、親戚知人に継承、第三者継承など、置かれている状況によって良い着地点となる選択は異なります。今回は親 - 2024年10月04日
譲渡 譲受医院継承時のスタッフ雇用引継ぎについて
こんにちは。クリニック継承(承継)、クリニックM&A、医療法人M&Aを支援しているメディカルプラスです。本日はクリニック継承(承継)時の既存スタッフの雇用引継ぎについてお伝えします。クリニック継承時、既存スタッフの雇用を引き継ぐかどうかは、譲渡される先生、譲受される先生双方にとって非常に重要な課題です。スタッフの引き継ぎには、クリニック運営の安定を図るための多くのメリットがある一方、リスクや課題
最新記事
-
譲渡クリニック閉院(廃院)時の医療機器の処分方法について
こんにちは。医院継承・クリニックM&A仲介支援のメディカルプラスです。クリニックを閉院(廃院)する際には、さまざまな実務が発生しますが、その中でも「医療機器の扱い」は判断に迷われる先生が多い領域です。高額な設備であることに加え、廃棄や再販には法的な手続きや専門的な対応が必要になるため、早い段階で全体像を把握しておくことが大切です。本記事では、閉院時の医療機器 -
譲渡 譲受クリニック閉院(廃院)時に必要な手続きについて
こんにちは。医院継承・クリニックM&A仲介支援のメディカルプラスです。日頃より、閉院(廃院)と譲渡(継承)のどちらを選ぶべきか悩まれている院長先生から、さまざまなご相談をいただきます。その中でも特に多いのが、「閉院を選択する場合、どのような手続きが必要なのか」というお問い合わせです。過去記事では、廃院に伴うおもな費用やその背景にある負担について、また -
譲渡 譲受クリニック閉院(廃院)には1,000万円以上かかることも ~どんな費用が必要?~
こんにちは。医院継承・クリニックM&A仲介支援のメディカルプラスです。過去記事では、引退期を迎えた際にどのような選択肢があるのか、閉院(廃

保健部門②-2.jpg)

