クリニックM&Aの前に改善すべき「人事・労務リスクとは?」譲渡価格へのマイナス影響も、、、

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医院継承(承継)、クリニック売買、医療法人M&Aのメディカルプラスです。
本日はクリニックM&Aの前に改善すべき「人事・労務リスク」についてお伝えいたします。人事・労務リスクの改善については、資産の整理や財務内容の改善と合わせて行うべき性質のものですが、意外と見落としがちな点です。これからクリニックM&Aによるクリニック譲渡をお考えの方は、ぜひご一読ください。
医療業界は、ブラック業界?
平成28年度の労働基準監督年報によれば、医療保険業のうち76.2%もの医療機関で労働関連法規の違反が認められたということです。これは全業種平均の66.8%を10ポイント近くも上回るスコアです。こうした傾向は平成28年だけではなく、それ以前にもほぼ同様の特徴が見られますから、残念ながら「医療業界=ブラック」という側面があることは否定しづらいところでしょう。
医療業界において、労働関連法規違反が多いのは偶然ではありません。というのも、経営トップであるほとんどの院長が、勤務医時代に厳しい労働環境を経験しているため、ある意味そうした環境が当然であると思ってしまうケースが多いためです。医療とは、患者様の大切な命を扱うことに他なりません。長時間労働はもとより休日返上で使命をまっとうする勤務医の方々は本当に多いです。
しかし、一般的にこのような姿勢は「コンプライアンスが欠如している」と捉えられてしまいがちです。特に開業医の場合には、自分だけではなく従業員もいますので、勤務医時代の感覚を押し付けてしまうことは、リスクを伴う行為といえます。
気をつけたい労働関連法規違反
医療業界において気をつけたい労働関連法規の違反項目は、大きく分けて次のものになります。
①金銭の未払い
②労働契約面の諸問題
③各種ハラスメント
①については、残業代の未払いや社会保険料の未払いなどが該当します。
②については、違法な長時間労働・有給休暇の消化拒否・不当解雇などが該当します。
③については、セクハラ・パワハラ・職場でのいじめなどが該当します。
このような人事・労務に関する問題点を把握していたとしても、院長が専門的知識を持ち合わせていないことも多く、問題がそのまま放置されているケースも散見されます。
人事・労務に関する問題を放置してはいけない
もしも、将来的にクリニックM&Aを考えているのであれば、人事・労務トラブルはかならず解消しておかなければなりません。なぜならば、クリニックの譲渡価格を下げる要因となるからです。仮にうまく買手が見つかったとしても、商談が進む中で人事・労務に関する問題が発覚すれば、最悪の場合、クリニックM&Aそのものが破談に陥る可能性もあります。人事・労務リスクを抱えたクリニックをわざわざ承継しようとする方は極めて稀有な存在でしょう。
以上のように、人事・労務に関する問題を放置していれば、クリニックM&Aが破談になるリスクが生じ、譲渡価格を下げる要因になります。クリニックM&Aによってクリニックを譲渡したいのであれば、人事・労務リスクの解消は必須といえるのです。
クリニックM&Aはメディカルプラスへご相談ください
当社はクリニックM&Aに関する多くの実績とノウハウを持っており、マッチングからクロージングまでワンストップでサポート致します。もちろん人事・労務に関するリスクや税金に関する問題も、税理士、弁護士、社会保険労務士など弊社提携先の各種専門家と共にサポートさせていただきます。当社では無料相談を実施しております。クリニックM&Aが成立するまでには、ある程度の時間が必要ですので、早めのご相談をお勧めします。医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。
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