ファイナンシャル・バイヤー
事業上の関連が無く、単に対象企業の解散価値や株価の割安度合いに着目して投資を行うM&Aにおける譲受(買主)側の総称のことで、投資ファンドに多く見られる。対象企業の株式を、少数保有によって企業経営に関する提言をする場合や、多数保有によって直接経営に参加をする場合がある。高配当の実施などを行うことにより株価を引き上げ、3~5年ほどの短期間で投資利益を得ることが特徴。長期的な株式保有や企業保有を行うストラテジック・バイヤーの対義語として使われる。買収対象としては、上場している企業のうち、再生会社、MBOの対象会社、ベンチャー企業、株価に割安感がある会社などが挙げられる。