附帯業務
医療法人が行う「附帯業務」とは、本来業務である医療サービスの提供を補完する形で行われる、さまざまな付随的な活動を指します。厚生労働省によれば、これら附帯業務は、医療法人が効率的かつ効果的に医療サービスを提供するために必要な業務であり、医療法人の経済的基盤を支える重要な役割も担っています。
具体的な附帯業務には、医療関係者の養成又は再教育に関する業務や、医学又は歯学に関する研究所の設置、疾病予防や保健衛生に関する業務などが該当します。
厚生労働省は、これらの附帯業務が医療法人の公共性と非営利性の原則を損なわない範囲で行われることを重視しているため、附帯業務は本来の医療サービス提供の目的に即して、かつ適切な管理下で実施される必要があります。附帯業務を委託することや、本来業務を行わずに附帯業務のみを行うことは、医療法人の運営として不適当とされております。