【第三者医院継承事例】東京都（23区内）×心療内科クリニック　最終譲渡契約調印

こんにちは。メディカルプラスです。このたび、東京都23区内にて長年地域に根ざした心療内科クリニックにおける最終譲渡契約が締結されましたので、ご報告いたします。本レポートが、第三者医院継承をご検討中の院長先生、また今現在・将来的に開業を検討中の先生、継承開業にご関心をお持ちの先生方のご参考となりますと幸いです。

本譲渡案件の特徴

当該クリニックは、東京都23区内に位置する外来特化型の心療内科で、1998年の開業以来、20年以上にわたり地域住民の心のケアに寄り添ってきた医療機関です。外来数は1日30〜40名と安定しており、高齢者から子育て層・働く世代まで幅広い層が受診され、新患も継続的に来院されていました。立地は最寄り駅から徒歩1分の中規模ビル3階で、雨天時でも負担なく来院できるアクセス性に加え、駅前にはカフェやスイーツ店、インテリアショップ、アパレルなど感度の高い店舗が立ち並び、一方で少し歩けば高級住宅街が広がります。買い物・外食・通勤・通学の動線が駅に集約するため人の流れが途切れず、心療内科としての集患ポテンシャルが非常に高い環境が形成されていました。

院長先生は長年の入院治療経験を経て、「軽度の不調段階で適切な支援を行うことが大切、患者さんを身近で支えたい」というお考えのもと開業。完全予約制によるプライバシー配慮や、生活環境・背景まで踏まえる全人的アプローチを大切にされてきました。また開業当初から同一ビル内で運営、必要に応じリフォームを重ねることで、診療とカウンセリングに最適化された落ち着いた空間を維持されていました。

このように精神科専門医として豊富な臨床経験を持ち、穏やかで聡明なお人柄で厚い信頼を得ておられた院長先生でしたが、70代前半を迎え、医院運営の今後について考えられるようになりました。当初急ぎの継承意向ではありませんでしたが、年齢的なパフォーマンスへの懸念、また長年の持病との兼ね合いなどの背景から情報収集されていました。他社相談で提示された高額な成功報酬により、継承を断念しかけた時期もあったとのお話でしたが、「診療理念を尊重し、無理な拡大を求めない医師へ託したい」という真摯な想いから当社へご相談いただき、また複数回の面談を通じ信頼もお寄せいただき、正式に後継者探しを開始する運びとなりました。

本案件の特徴をまとめると、以下の通りです。