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【成約報告】千葉県皮膚科 出資持分持分譲渡契約

  • 活動報告

千葉県(皮膚科)の出資持分譲渡契約を締結いたしました。

案件No-SM1303

事前相談までの経緯

今から約19年前の2003年に開業されたクリニックです。
理事長は出生地に貢献されたいとの思いから千葉県をご開業の地に選ばれました。
立地は最寄り駅から徒歩1分程度の医療テナントビルなのですが、郊外で車社会ということもあり2キロ圏内には同診療科目のクリニックはなく、保険診療を中心に地域ニーズに合わせた自費診療も取り入れて多くの患者様が来院する地域になくてはならないクリニックとして医療を提供されてきました。

日々多くの患者様対応やクリニック経営という身体的な疲れと精神的ストレスから理事長は慢性腰痛となってしまったそうです。クリニックを任せられる方もいなかったので無理をしながら診療を継続されておりましたが、体調面の不安や後継者がいないことから、知人の紹介で医院継承アドバイザーにご相談されたそうです。継承の流れや成功報酬、譲渡スキーム等の詳しい説明がなかったのですが、他に頼る先がなかったので後継者探しを依頼したそうなのですが、その後音沙汰がなくなってしまい途方に暮れていたところ、偶然当社のDMをご覧になり2021年5月にご相談いただきました。

医院継承のポイント

■後継者にとっての魅力
➀実質利益6,600万円以上
➁コロナ禍においても患者が増加している
➂近隣に競合医院が無く、将来の人口動態も安定(近くに大きな団地あり)
➃最寄り駅から徒歩1分の好立地
➄理事長が継続勤務可能であること(出勤日数は応相談)

■後継者にとって検討すべき点
➀郊外立地のため生活圏変更の検討
➁自費診療の患者様の引継ぎ
➂継承後に従業員が残ってもらえるのか(非常勤医師とスタッフ)

候補者マッチングから最終契約まで

理事長が望む後継者の条件は皮フ科が診療出来ることのみでしたので、医療法人・個人・営利法人からネームクリアの依頼がありました。

医療法人の候補者

人材紹介業から管理医師候補を採用することが少なくありません。
本件は収益力があり魅力的な案件なので沢山の医療法人からネームクリアがありましたが、郊外立地のため、採用予定の管理医師が通勤できないという理由で辞退されるケースがいくつもありました。

営利法人の候補者

近年では営利法人が既存事業のシナジー性から医療に参入されております。
詳しくは下記コラムをご参照ください。

株式会社による医療法人の買収は可能か?

医療法人同様に多くのネームクリアがありましたが、候補者の理念が理事長と合わずネームクリアの見送り、管理医師の通勤問題などから具体的に話が進むことはありませんでした。

個人の候補者

男女問わず事業内容に魅力を感じながらも家庭の事情から生活圏を変えることが出来ずに辞退されたのですが、1名の候補者にとって郊外という点については、平日クリニック周辺で部屋を借りて週末に自宅に帰れば問題なく、それより多くの患者様が通院されているクリニックを継承させていただくことの方が重要だと認識されておりました。

この候補者と商談を進めて、理事長には患者様の引継ぎや経営ノウハウ継承のため週2日程度継続勤務していただくことを条件に継承させていただく運びとなりました。

今回のケースでは郊外立地ということでご辞退される候補者が多くおりましたが、郊外立地で競合が少なく盛業中のクリニック継承を選択された先生の事例をご紹介させていただきました。

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