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譲受成功事例

医療法人杉原クリニック 古川健司先生 インタビュー

Q1 医院承継から8ヶ月経ちました現在の心境をお聞かせください

最初はコロナの影響で患者さんが少なかったので、もうちょっと楽かと思いましたが、6月ぐらいからまた患者さんが戻ってきて、今は1日60人〜80人来院されていて、なかなか体の方がついていかないですね。

本当に正直、医療を提供する方の体力が持つかどうかが1番心配でした。
最近はある程度体が慣れてきたので、患者さんに対しても安定した医療が提供できているという点では少し落ち着いてきました。

Q2 初めから医院継承での開業をお考えだったのですか?

最初は都内の方で開業しようと考えていましたが、やっぱり自分がやりたい医療だけだとなかなか経営が難しいだろうということも感じていました。
私は元々がんの治療をやっていたので、通常の保険診療をやりながら、がん治療をプラスする形の方が良いのかなと考えました。

だから新規開業でやるよりは、元々診療しているクリニックを継承し保険診療をしながら、がん治療を行った方がスムーズだというの事で医院継承での開業を決めました。
ちゃんとした保険診療をやりながら、さらにがん治療として、食事療法による栄養指導をやっていきたいと考えていました。がん治療を保険診療と同じ値段でやろうとする経営的には厳しいのです。
医院継承では保険診療による安定した収入源が確保できるというのが一番の決め手です。

Q3 引継ぎはスムーズにいきましたか?

前院長と専門が同じなので医療体制は全く変わることなく、違和感なくクリニックを引継ぐことが出来ました。
検査内容などもまったく同じです。

元々前院長が消化器外科医ということで、消化器中心に検診や内視鏡をやられていたので、私も消化器外科が専門なので全く医療の面ではスムーズでした。

医療経営もしっかりされてましたので、会計事務所はそのまま引き継ぎ、あとスタッフもそのまま全員残っていただけたので全く心配無くできました。スタッフがそのまま残ってくれると引き継ぎがスムーズです。
スタッフが変わりますと、自分が色々指導しなきゃいけないですが、初めての開業なので医療以外のそういう事が全く分からないので。

経営面もそうですが、経営面だけでなく色んな検査のやり方とか今までの診療の流れもありますので、やはりスタッフに残ってもらえるのは医院継承の非常に大きなメリットですよね。

Q4 コロナ禍ではどのように対応されていましたか?

令和2年3月ぐらいから継承前の引継ぎのため週2回こちらにきて外来をやってましたが、やっぱり患者さんが少なかったですね。

売り上げが前年と比較して25%以上減りましたけど、その後の緊急事態宣言が解除になった後は、検診などでいらっしゃる患者さんがまた戻ってきたので、そこからまた通常の診療体制になりました。
そのころは色々なコロナ対策を考え実施しました。

コロナ対策をしっかりしたことによって、色んな補助金制度を受けられましたし、患者さんも安心して受診できるクリニックになりましたので、そういう意味では非常に戻りが早かったですね。
6月からは前年に比べても売上が戻ってきまして、それをずっと維持してる状態ですね。

もともと継承した後、リフォームをやる予定だったんですけども、そのリフォーム自体が補助金の給付を受けられたので非常にタイミングが良かったと思います。

Q5 非接触赤外線体温計やキャッシュレス決済の機器がありますがどういった経緯で置かれてるんですか?

今の時代カードが使えないとなかなかクリニックは大変だなと思います。

特に今新しい検査とかで高額な検査を入れておりますので、どうしても患者さんに勧める時に現金がないと今日はいいですとなってしまいます。
カード決済は今後クリニックの経営においては一つの重要なポイントになるのではないかと考えています。

実際にカード決済を使う患者さんは少ないですが 安心して受診できるクリニックとして、今日はお金はないけどもカードがあればいけるなという特に若い方はそういう傾向が多いですので。
やはりクリニックの若返りを図る意味では『新しい決済方法』としてキャッシュレス決済の導入は大事だと思います。

入り口の体の一部や顔の全体で測るサーモグラフィーに関しては、これはコロナの時代にどうしても必要だと判断し、すぐに導入しました。
サーモグラフィーを導入する前は熱発者がスルーして待合室で待ってることがありましたから、
サーモグラフィーを入れたおかげで事前の感染対策になっていると思います。

Q6 コロナ禍での営業で何か対策はされましたか?

最近だと順番管理システムを導入しました。
院内での待ち時間をなるべく減らすということと、どうしても院内で待つ場合は外で待てるように整理券を出し、それにQRコードがあり今自分が何番目になってるかスマホで確認できるシステムを導入しました。

Q7 その他には?

あとは再診枠を予約できるようにしました。
なるべく院内での待ち時間を短くするための改善です。
そうしたところが今後のクリニックには必要になってくると思います。
それが最近導入したなかで一番大きな対策です。

僕は医学部に入る前に理工学部にいましたので、自然とそうした理工系の発想が出てきます。
デジタル化は自分の得意とするところなので、総合的にどうすれば効率が上がるかという言う面でコロナ対策を考えました。

Q8 医院継承において1番印象に残っていることをお話しください

1番医院継承の準備で印象残ってるのは、前院長との運命的な出逢いでしょうか。

どういう話かと言うと、元々他のクリニックの継承の話があって面談日が決まっていました。
面談する日時も決まって、会う段取りも決まってたんですが、面談の2日前に突然キャンセルの電話があったんです。

どういうことかというと、このクリニックはすごく患者さんの多いクリニックで医師1人で2人分ぐらいの売り上げを出すくらい盛業しているクリニックだったんです。
多分忙しすぎて 過労というか体の疲れから医院継承を希望されていたんですけれど、面談の2日前に連絡があり、「体が元気になってきました、体調が戻ったのでちょっと今回の継承は中止にします」ということでご連絡いただいて、色々と面談に向けた準備をしていたので、面談2日前にキャンセルの連絡がありびっくりしました。

それですぐにメディカルプラスの濵田さんに電話して、濵田さんとは元々同じ時期に杉原クリニックの医院承継についてご提案いただいていて、相談をしていたので経緯を伝えたところ、すぐに杉原先生と連絡を取っていただき、キャンセルになったクリニックの院長と元々面談を予定した日に杉原先生がすぐ会いたいということで返事いただいて、同じ日に前院長の杉原先生に会うことになって、運命的な出会いを感じたことがこの継承で一番印象に残っています。

医院継承はよく結婚と比較されますけど、やはり一期一会の出会いなのだと思います。
良い出会いがあるとやはりそれなりに良い結果も出ると、今回はそれを一番強く感じましたね。

Q9 医院継承のメリット・デメリットどういった部分にあると思いますか?

医院継承する場合はクリニックの経営形態により異なると思います。
医療法人を継ぐのか個人のクリニックを継ぐのかによってかなり違ってくると思います。

メリットとしては医療法人はそれなりの実績がありますから、やはり継承するメリットは大きいですし、前院長と自分の専門が合えばオススメできる開業形態だと思います。

個人クリニックの場合はまだまだ伸びしろがある段階ですので、その辺は継承後も苦労が多いと思うし、やっぱり医療法人化していくためには売上も増やさないといけないので、そうした面では大変かなという印象はあります。

Q10 デメリットに感じることはありますか?

デメリットは私の場合はほとんどなかったですが、やはり人との付き合いですからスタッフとの人間関係、前院長の経営状態がそのままスムーズに引き継げるかどうかという所になると思います。
一番は引き継いだ後、スタッフとの信頼関係をいかに早く築けるかという所じゃないですかね。

Q11 今回メディカルプラスを通して医院継承していただいたと思いますが働きぶりはいかがでしたか?

非常に早急に色々なことに対応していただいて、かつ色んなクリニックの情報公開も適切に行っていただいたのでやりやすかったです。

銀行融資の関係なども色々と当たっていただいて、希望通りに融資も受けることができて非常に良かったと思います。

Q12 医院継承において不安はなかったですか?

新規開業の場合、周りの開業された先生のお話を聞いてもやはりスタートからすぐに診療報酬が入りませんので2か月ぐらいはどうしてもお金が無いんです。
そういう意味で非常に不安だという声を聞いてましたので、やはり多少の蓄えはあっても軌道に乗るまでは非常にストレスを感じます。

ただ医療法人を継承する場合は、開業後の売上はある程度計算出来ますし、1番良いのは2ヶ月前の収入(診療報酬)がそのまま引き継げるので最初の時期から診療報酬は0じゃないんです。
そういう意味ではコロナ禍にあって報酬は減ってましたがちゃんと入ってくるので、非常にそれがメンタル面での支えになりました。
今後医院継承というのはどんどん増えていった方が良いのかなと思います。

医院継承は患者さんにとってのメリットも大きいと思います。よく聞くのは急に院長が具合が悪くなって閉院されたクリニックが周りにたくさんあります。
患者さんは急に閉院してしまうと、その後どこに行っていいかわからなくなってします。

そういう意味でも閉院は患者さんのデメリットも非常に大きいので、やはり今後地域医療をやるクリニックは、医院継承という形で開業すると地域の患者さんにも大きなメリットになります。なるべくそういうケースが増えていくと地域医療の体制の維持になるので、今後増えていったら良いのかなと思いますね。

Q13 医院継承しようか、新規開業しようか悩んでいる先生方に今回の経験を通して一言お願い致します

新規開業も非常に良いと思います。
そのチャレンジされる先生、特に若い先生はどんどん新規でチャレンジしても良いと思います。私の場合は50歳過ぎての開業でしたので、やはり安定性を一番重要視して、そこが1番医院継承を選択するポイントになりました。
家族も子供がいたり色々な家庭環境がありますから、非常に決断が難しいと思います。
特に勤務医から開業する方が多いので、そうしたことを判断してきた経験がないので、難しいのではないかと思います。一方新規開開業で0からやるというのも自分のやりたいことができますから全然良いと思います。

最後に

医院継承に関しては、やはり地域医療に関心のある先生方ですね。そういう先生方がどんどん医院継承していくことは地域医療の崩壊に繋がりませんので検討していただきたいなと思います。

新規開業よりがメンタル的にもゆとりをもって非常に安心して出来る開業形式なので是非皆さんご検討してください。


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