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譲受成功事例

金子整形外科内科 原憲司院長 インタビュー

Q1 医院を継承して3ヶ月が経ちましたが今のお気持ちはいかがですか?

継承した時、患者さんがどのくらい減ってしまうのかなと心配しました。当初280人~300人くらい来院しているクリニックだったのですが、今は250人くらいなので安心してます。一医者ではなく経営者として職員の雇用、家族の生活などありますから、患者さんが来ないと経営が成り立たないことが一番の心配でした。
勤務医時代は、手術と外来をやっていましたが、毎日外来になることで自分にストレスを抱えちゃうんじゃないかなと思ったんですが、スタッフが慣れていらっしゃったのもあり非常に安心して診療できてます。

Q2 スタッフの入替えはなかったのですか?

皆さん気持ちの良い方が多く、全員残ってよくやってくれているので非常に助かってます。開業医と勤務医だと全然やることが違いますからね、点数計算とか気にしながら診療しなくてはいけないので、教わってる部分はあります。

Q3 開業を考えたのは何時ごろですか?

開業は4~5年前から考えていたのですが、45歳くらいから老眼になりはじめ、今は手術が上手に出来ていて他病院でも手術を行っているのですが、腕が落ちてきた時に自分がどこにいるんだろうと不安になったこともあり、60歳になった時の将来の姿が見えなかったんですよね。それなら自分がクリニックを持って自分を信頼してくれる患者さんが集まってきた方が自分も楽しめるし、患者さんが喜んでくれると思うと、そちらの方に進む方がいいと思って開業しました。

Q4 勤めている頃から開業の意識はあったのですか?

僕の叔父が家の近くで内科小児科の開業医だったんです。だから自分もいずれは開業したいな、という気持ちはもともとあったんですが、きっかけが難しいんですよね。お金もかかるし自分がやっていけるかという不安があったので。
徐々に後輩も開業し出して、その先生からも「大丈夫だよ。」と助言や励ましの言葉をいただいて、今から4~5年前に開業しようと考え、新規物件と継承物件を探し始めたんですよね。

Q5 安心と不安の比率はいかがですか?

不安の方が強かったです。勤務医の時は、働いていれば稼ぎを気にしなくても給料が貰えて、バイトに行けばさらに増えるし生活は出来てたんですけど、ある程度限界はあるんで、勤務で稼いでも税金ばかり増えてメリットもないんですよね。
子供も大きくなるにつれて学費もかかるし、私立の医学部に行きたいと希望すればお金もかかるので、勤務医だと難しいなというところがあって、開業を目指したというところもありますね。

Q6 継承するきっかけはあったんですか?

医者向けの継承物件サイトがあって、最初は別でいい案件があったんです。そこを継承したいと交渉し出したんですが、他候補者が4~5人くらい手を挙げて、結局断られちゃったんです。
諦めたところにリクルートの担当の方より、未公開のいい継承案件があるのと連絡があって、紹介をされたのがメディカルプラスが担当している金子整形外科でした。それで資料を見させていただき応募させてもらいました。

Q7 一番いいなと思ったところはどこですか?

患者さんの数ですね。一日280人とか来院されますので、非常に安心ですよね。
下がったとしても200人程度来院されていれば安泰かなと。借入金とかそういうのを考えると患者さんが多いクリニックを引き継げた方がいいですよね。

Q8 継承して心境の変化はありますか?

3ヶ月で慣れてきたというのはありますね。最初はレセプトも2~3日ほぼ徹夜に近いような状況でチェックしてましたけど、今は一日あればチェックできるようになりました。カルテの入力の仕方も保険点数を落とさないための入力の仕方なんかも心得てきたので、普段から入力してるのでエラーも少なくなってきました。そういう意味では落ち着いてきましたね。
あとは、3ヶ月経って患者さんの性格もわかってきたので、話しやすくなりました。
今までは探り探り話してましたけど、患者さんのキャラクターがわかってきたので、この患者さんにはこう対応すればいいとか、大分やりやすくなってきました。

Q9 患者への接し方は変わりましたか?

基本的にはスタイルは変わってないと思います。例えば患者さんが「来週京都行くんです。」と言うと、カルテに『京都行く』と書いておいて、帰ってきた時にそれを話すと話が通じますよね?
小さな事ですけど、昔からやっていたので、そうやって患者さんとの距離を近づけて安心させるということは変わってないかなと思いますね。慢性的な痛みで来ている患者さんには日常的な会話も大事なのかなと思いますので人間関係を大事にしています。

Q10 患者の数がクリニックの経営に影響しますがどうお考えですか?

つっけんどんにはできなくなりましたよね、患者さんが気持ちよくなるような外来をしようとは思いました。
ただ、人対人なのでどうしても合わない人はいます。こっちがこう言っても相手がそうとらえない人もいますからね。そこは難しいですけど全員一致させるのは難しいので、自分が出来る限りやってダメなら諦めるしかないと思います。あんまり考えすぎないようにします。

Q11 開業準備の中で印象に残っていることはありますか?

継承まで3ヶ月くらいしかなく、勤務医しながら手術もしてという状況だったので、開業準備は時間との戦いでした。ただ、継承物件のため職員と面談した時も辞める人はいなかったので、職員を探す手間は省けました。継承はそういう意味ではいいと思います。
あとはお金借りるって大変だなと改めて実感しました。融資の打合せが勤務日と重なってしまい勤務先から銀行まで2時間ぐらいかかってしまうため、早退して銀行に向かったこともありました。

Q12 継承するメリットデメリットを教えてください

一番目のメリットは、患者さんを引き継げるため、新規に集患する必要がないということですね。
二番目のメリットは、職員の引き継ぎです。クリニック運営をよく理解されてるので、0からの人が全員集まってガチャガチャやってるよりスムーズで、私がポツッと入っただけです、そこは非常に助かりました。

デメリットは、一つしか感じていないです。
継承すると、前院長先生のやり方が正しいと思い込んでて、僕が違うことやると『前院長先生はこういうやり方をしてました』と言われることがあり、そこの修正が難しいんです。事務員のプライドも保ちながら直していくのは大変ですね。
患者さんも同様で、診断時に僕が『こう思う』と言うと、前院長先生のことを下げてしまう可能性があるし、患者が混同してしまい、上手に説明しないといけない。
国が変わるとルールが変わるように、ここのルールはこうだとなると、正しくないことも正しいとなる。
医者の世界でもそうで、全然違うものを正しいと思い込んでて、一緒に働くと衝突が起こることがあります。
それは患者さんともそうで、そこはゆっくりとほぐして行かないといけないですよね。

Q13 継承を考えている先生に一言お願い致します

前院長とお互い言ってることが伝わってなかったり、聞けたいことが聞けなかったりとか、うまく通じてないときがあり、そこをメディカルプラスが仲介入ってくれて非常に助かり大変感謝しています。
それぞれ考え方が違うので、そこのすり合わせは難しいですね。前院長先生は患者さんからの信頼もあっていい先生でした。ただ、前院長先生の色をすべて引き継ぐと自分の色も出せなくなってしまうため、自分の色を出しつつ引き継げるところは引き継ぐという感じですね。
勤務医からいきなり自分が経営者になるって、不安に思うことが多いと思うんですけど、正直なところ意外にやれば慣れますし、そこで無理に頑張って背伸びすることはないと思います。今まで通りのことをやっていけば患者さんはついてきてくれると思って診療しています。
借金は大変なことだと思うんですけど、頑張ればどうにかなるのかなって思うのは正直なところです。一歩踏み出す事は大変ですが、そこで勇気を持って踏み出していけば、あとは色んな方がサポートしてくれるので、頑張っていけるんじゃないかなと思います。


譲渡された金子昌夫元院長 インタビューはこちらから


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